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非公開: 畑中

WRITER 非公開: 畑中

2023年8月18日
お役立ち情報

【イシンホーム福岡西お役立ち情報】憧れの地下室・半地下を取り入れた際のメリットとデメリットをご紹介!

福岡で新築注文住宅をご検討中の皆さま、

福岡で新築注文住宅をご検討中の皆さま、

こんにちは。

高断熱・高気密と耐震性を重視した新築注文住宅を

ご提案しているイシンホーム福岡西です。

 

地下室は趣味部屋や収納など、幅広い用途があります。

今回は半地下や地下室を家づくりに採用するとしたときの、

費用やメリット・デメリットなどをご紹介いたします。

 

地下室の色々な用途

地下室とはその名の通り、地下につくられた部屋のことをいいます。

音が響きにくい、温度の変化が少ないなどといった特徴から、様々な用途で利用がされています。

 

<地下室の用途の例>
趣味の部屋
・映画鑑賞室(ホームシアター)
・音楽室・音楽スタジオなどの防音室

収納や貯蔵用の部屋
・倉庫
・ワイン貯蔵庫

不測の際に利用する部屋
・災害などの際のシェルター
・予備の部屋

生活のための部屋
・寝室やリビングなど

 

日本は雨が多く湿度が高いことと木造家屋が主流ということなどの理由からで、

日本の住宅では地下室はあまり取り入れられてきませんでした。

加えて、建築基準法において地下に居室を設ける場合の指針が示されていませんでした。

 

一方海外では、食糧庫、防空壕、ボイラー室、石炭貯蔵庫、さらには居室としても地下を利用してきた長い歴史があります。

 

 

地下室を取り入れるメリット

遮音性が高い

周りを土で囲まれているため、大きな音を出しても近隣に迷惑が掛かりにくいのが大きなメリットです。

また、地下室は鉄筋コンクリート(RC)造になるため、上の階にも音が響きにくいのです。

耐震性が高い

地震の際、地上の部分は強い揺れの影響を受けて壊れる危険がありますが、

地面の中にある地下室は地震の影響を受けにくいため、壊れる危険性が少ないのです。

そのため、シェルターや貴重なものの保管庫にも活用ができます。

室内の温度が一定に保たれている

温度変化が1年を通して小さいことも地下の特性です。

温度の変化を抑えたいワインや保存食等の貯蔵庫などにも向いていると言えます。

限られた土地の有効活用になる

建築基準法(1994年改正)で、住宅等の地下室は、建物の床面積の合計の3分の1までは容積率にいれなくて良いことになっています。

小地に家を建てたい場合など、地下室をつくることで、土地の有効活用ができるという大きなメリットがあるのです。

 

 

地下室を取り入れるデメリット

一方、地下室には地下にあるがゆえのデメリットもあります。

 

結露しやすい

湿気を含んだ空気は重たく、下にたまりやすいため、十分な対策をしないと結露が発生しカビの原因にもなります。

特に新築の場合、12年間はコンクリート自体が乾くまで水が出てくるので、正しい換気を心がけましょう。

 

浸水しやすい

集中豪雨などの自然災害で浸水してしまうリスクがあります。

また、雨で地下水の水位が上がって地下室の壁に浸水してくる可能性もあります。

1度でも浸水してしまうと、内装の張り替えなど大掛かりな修繕が必要になるので、浸水させない対策が必要です。

 

高い費用がかかる

コスト面が大きなデメリットだといえるでしょう。

面積や仕様によって変わりますが、1000万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

 

どのような費用がかかるのか、詳しくご説明いたします。

 

どのような費用がかかるの?

地下室をつくるため地上での同じ面積と比べて、2倍以上の費用がかかるといわれています。

これは、土を掘りそれを運搬するといった ①つくるための費用 と、

地盤改良や浸水対策で外壁に防水処理を施すといった ②対策のための費用

の両方が必要なためです。

 

それぞれ具体的にみていきましょう。

 

地下室をつくるための費用

調査等にかかる費用

・ボーリング調査(約25万~35万円)

ボーリング調査では、地盤改良の必要性や方法を検討し、地下水の位置を把握し、土留(どどめ)など工事方法の見極めを行います。

 

・構造計算(地下室の部分:約30万~45万円/木造の地上階の部分:約20万~30万円)

地下室付きの家を建てる場合には、地下の鉄筋コンクリート部分の構造計算が必要になります。

 

・鉄筋コンクリート部分の設計図(約30万~80万円)

地下室をつくる際は、地下の鉄筋コンクリート部分の構造図も必要になります。

 

土を掘る・運ぶ費用

・土留(どどめ)の費用(約150万~200万円)

地下を掘る際、安全に作業ができるように「土留(どどめ)」(あるいは「山留(やまどめ)」)という作業が必要になります。

深さや土の種類、地盤が崩れやすいか否か、水が出るか出ないかなどによって費用は変わります。

 

・掘った土の運搬・処分費用(約200万円)

地面を堀って大量の土を捨てる際、トラックを使って何度も運んで処分する必要があります。

土は掘ると体積が約1.3倍になり、掘って搬出・処分するのに大体、1㎥当たり1万円程度がかかります。

 

◯対策のための費用

地盤の改良費用

地盤改良工事費用(約100万~300万円)

調査の結果、地盤改良が必要と判断された場合に発生する費用です。

地盤改良工事には、地面の土にセメント系の固化剤を入れ混ぜて地盤を固くする方法や、

支持層となる地盤の固いところまで届くコンクリート杭を穴を掘ってつくるなどなど様々な方法があり、

広さや支持地盤までの深さによって金額は大きく変動します。

 

浸水対策費用

・外壁の防水処理費用(約90万~180万円)

地下室の壁にほんのわずかな穴が開いていても、そこから浸水してしまいかねません。

なので、外壁の防水処理が必須です。防水処理には、以下のような方法があります。

・壁の外側から防水材を貼る方法(90万~120万円)

・内側から防水材を塗る方法(90万~120万円)

・二重壁にして防水する方法(120万~180万円)

・コンクリート自体を防水性のある壁にする方法(90万~120万円)

 

・排水ポンプ及びその設置費用(約70万~110万円)

災害による浸水といった非常時だけでなく、日常的に発生する水(雨水、トイレや風呂を地下につくった場合の排水、空調の結露水など)

を汲みだすために排水ポンプが必要になります。ポンプは予備も入れて2台必要でしょう。

 

・防潮板(止水板)などの設置費用(約30万~60万円)

浸水する可能性のある場所では、入口から水が浸入するのを防ぐ防潮板を設置できるようにしておく必要があります。

 

・結露対策費用

・壁や天井などへの除湿素材の使用(約10万~60万円)

珪藻土などの左官材料や調湿性能のあるタイルの利用などがあげられます。

施工面積によって金額は異なります。

 

・換気扇の換気経路をつくるための費用(約5万~10万円)

地下だと外壁が地面にふさがれるため、地上に排気できるよう換気扇の換気経路をつくる必要があります。

 

◯まとめ

いかがでしたでしょうか。

新しい住まいに地下室を取り入れたい場合には、費用面のほか、つくり方や法規制の影響などを総合的に判断して設計する必要があります。

快適に毎日過ごせるよう、信頼できる建築士や建築会社を探すことが重要でしょう。

 

皆さまのお家づくりや暮らしの

役立つヒントに繋がれば幸いです。

皆さまがご計画される新築注文住宅での暮らしが、

快適で楽しく過ごせますように


そして、

福岡での新築注文住宅をご計画されている皆さまの

お家づくりが楽しい時間になりますように


イシンホーム福岡西では、

皆さまに寄り添って、

皆さまが納得していただけるご選択ができるよう、

全力でお家づくりのサポートをいたします。

福岡での新築注文住宅をご検討の方は、

ぜひ、イシンホーム福岡西の展示場を見学されてみてください。


福岡でたくさんのお家づくりをしてきた経験があるから、

自信を持って皆さまが満足していただける

お家づくりのご提案をさせていただきます。