WRITER 小山
今回は、ハウステンボスに行った際に立ち寄った針尾送信所にある旧無線塔について紹介したいと思います。
この送信所は、大正時代に建設され今では廃墟となっている送信施設の他に鉄筋コンクリート製の無線塔が3本空高くそびえ建っており、周囲を圧倒する存在感があります。
またこの無線塔は、一辺303mの正三角形で3本配置されており、高さ136mもあるそうです。
今では廃墟とはなっていますが、戦前のコンクリート建造物が外観に大きなひび割れもなく100年以上も残っていることなど当時の建築技術の高さに驚かされます。
施工方法の資料では、コンクリート材料にセメントと一緒に火山灰を使用したことや突き固め作業を手作業で丁寧にすることで、コンクリート内の空気量や水分を減らして隙間なく充填していることが高度な品質を保っている要因とのことです。なお、この無線塔は、旧日本軍が無線通信として利用するために造られたそうですが、太平洋戦争開戦の真珠湾攻撃を命じる暗号だった「ニイタカヤマノボレ」を送信したとされることでも有名です。
軍事施設なので戦争に使われることは悲しい出来事ですが、これだけの建築技術を後世に伝える重要な建築遺産でもあります。
興味のある方は、隣接する新西海橋とともにぜひ間近でご覧ください。その威容に驚かされると思いますよ。
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