新緑の息吹が心地よい季節のなりましたね。

季節と自然を愉しむツールとして、注文住宅にはウッドデッキを採用するという方法があります。

ウッドデッキは、屋外生活空間を豊かにするおしゃれな要素です。

しかし、見た目の美しさを保ち、長く使うためには適切なメンテナンスが必須。

今回は、ウッドデッキのメンテナンスに焦点を当て、日常のお手入れから

年に1度の塗装に至るまで、素材ごとの適切なケア方法を解説します。

ウッドデッキメンテナンスの必要性

ウッドデッキは、雨や風、直射日光など厳しい外部環境に晒され続けます。特に天然木の場合、気温や湿度の変化によって木材が膨張・収縮し、亀裂や腐朽を引き起こす可能性があります。適切なメンテナンスを行うことで、これらの問題を防ぎ、ウッドデッキの寿命を延ばすことができます。

素材別メンテナンス方法

ウッドデッキの素材は大きく分けて天然木と人工木の2種類があります。それぞれの特性に合わせたメンテナンス方法を理解し、適切にケアすることが重要です。

◯天然木

• ハードウッド: 耐久性が高く、腐朽やシロアリの心配が少ないです。イペやマニルカラなどの材種は、定期的な洗浄で十分なケアが可能です。
• ソフトウッド: 耐久性が低く、定期的な防腐・防虫塗装が必要です。杉やヒノキなどは、ステイン塗料による保護が推奨されます。

◯人工木

• 木粉と樹脂を混合した素材で、腐朽やシロアリの心配が少なく、メンテナンスは比較的容易です。定期的な洗浄で美観を保つことができます。

メンテナンスの具体的な手順

◯定期的な清掃

ほこりや軽度の汚れは掃除機やホースで洗い流すことができます。

◯汚れに応じた洗浄

 飲料や油のシミは中性洗剤で、カビは漂白剤で対応します。

◯年1回の塗装

 天然木のウッドデッキは年に1回の塗り替えが必要です。塗装はウッドデッキの美観を保ち、木材を保護する重要な作業です。

塗装のポイント

◯塗料の選択

油性または水性塗料を選び、前回の塗装と同じタイプを使用します。

◯作業の準備

適切な道具を用意し、天候に注意しながら作業を行います。

◯塗り替え作業

ヤスリがけで表面を整えた後、均一に塗料を塗ります。塗り替えは、木材の表面を保護し、耐久性を高めるために、適切な厚さで均一に行う必要があります。塗り終わった後は十分に乾燥させることで、塗料の性能を最大限に引き出します。